今回は反り腰になってしまう原因を紹介します。
反り腰は体が過緊張しているのが1番の原因になります。
体が過緊張していると反り腰になってしまい、反り腰を改善するためには体の過緊張を改善する必要がありますが、ではなぜ体は過緊張してしまうのでしょうか?
体が過緊張してしまう原因は大きく3つあります。
体が過緊張してしまう原因
1.呼吸が浅い
2.背骨の柔軟性が失われている
3.体を支える筋肉のバランスが悪い
1.呼吸が浅い
体の緊張と呼吸はとても関係があり、反り腰の人は呼吸が浅くなっています。
特に息を吐くのが苦手になっていて、呼吸が浅い人は息をたくさん吸い過ぎてしまっています。
呼吸は息を吸うときに体を緊張させる交感神経、息を吐くとき体をリラックスさせる副交感神経というのが働くので、息を吐くのが苦手で、息を吸うのが多くなっていると体を緊張させる交感神経がたくさん働いてしまうので体が緊張してしまいます。
簡単なテストとして何秒息を止めてられるかというテストがあります。
やり方はイスに座ってすべて息を吐き切ったら鼻をつまみ息を止めます。
この時限界まで我慢するのではなく、少しでも息を吸いたいと思ったら、そこで終わりにして、その秒数を計ります。
25秒以下の人は呼吸が浅い可能性が高いです。
2.背骨の柔軟性が失われている
柔軟性がある背骨は横から見たときにS字カーブがあり、このS字カーブはバネのような役割をしてくれるので、体にかかる負担を分散させてくれます。
背骨の柔軟性が失われているとS字カーブがなくなり、背骨が1本の棒のようにまっすぐに見え、背骨で体にかかる負担を分散させることができなくなるので、筋肉だけで体を支えようとして緊張してしまい反り腰になってしまいます。
背骨にS字カーブがあるのとないのでは、体にかかる負担が10倍変わると言われているので背骨の柔軟性はとても重要です。
3.体を支える筋肉のバランスが崩れている
1で説明した呼吸が浅いのと関係していて、呼吸が浅いと背筋や太もも前や外側の筋肉が働きやすくなり、これらの筋肉は腰を反らせる筋肉でもあるため、ますます腰が反ってしまいます。
逆に腹筋や太もも裏の筋肉は息を吐くときに必要な筋肉ですが、反り腰の人はこれらの筋肉が弱化しているため、腹筋や太もも裏の筋肉を鍛えることで息が吐けるようになります。
また腹筋や太もも裏の筋肉は反った腰を正しい位置に戻してくれる筋肉でもあるため、反り腰を改善するには必須の筋肉です。
反り腰を改善しようと胸を張ったり、いきなり腹筋を鍛えようとする人もいますが、体の緊張を取らずに行ってしまうと、反り腰が悪化してしまうことが多いので、まずは体の緊張を取ることが必要になります。