今回はふくらはぎの肉離れを早く治す治療法を紹介します。
肉離れはそのままにしていても治るかなと思う人も多く、治療を受けない人も多いケガの1つですが、治療を受けずに様子をみた結果、張り感が残ってしまったり、瘢痕というしこりができてしまって、元の日常生活やスポーツ復帰までに時間がかかってしまうことあります。
肉離れが早く治るといっても、肉離れの程度にもよりますが、大幅に期間が短縮して治るというより、後遺症なく日常生活やスポーツに復帰できる治療法です。
ふくらはぎの肉離れを早く治す治療法
1.肉離れの損傷程度を確認する
徒手検査で、ある程度の損傷程度は把握することができますが、エコーを使用することで、より詳しく損傷程度が分かります。
損傷程度が分かることで、例えばスポーツをやっている人なら復帰までのおおよその日にちが分かったり、リハビリなどを行うタイミングも正確になるので、肉離れの回復を早めることができます。
エコーなどで確認せず、なんとなくリハビリを始めたりしてしまったり、スポーツ復帰をしてしまうと、肉離れの回復を遅らせてしまうこともあります。
2.電気治療を行う
こばやし接骨院では肉離れした筋肉に微弱電流という電気を流します。
微弱電流は炎症や痛みなどを抑えると同時に、肉離れした筋肉の回復を早めることができます。
肉離れ直後から流すことができるので、とにかく早く治したい方にはおススメです。
3.肉離れした筋肉の周囲を緩める
肉離れした筋肉の部分を治療するのはもちろんですが、患部周囲の筋肉を緩めることで肉離れの回復が早くなります。
筋肉が切れてしまうと、周りの筋肉は硬くなってしまい、筋肉が硬いままだと血流が悪くなり、患部の血流も悪くなってしまいます。
肉離れが治っていく過程で、血流がいいと切れた筋肉の回復が早まり、血流が悪いと回復が遅れてしまうので、血流はとても重要です。
4.圧迫固定を行う
肉離れの損傷程度に合わせた圧迫固定を行います。
圧迫固定することで、肉離れした筋肉の炎症などを早く抑え、また切れた筋肉が動かないように安静を保つことができるので筋肉の回復が早くなります。
圧迫固定を行わないと、炎症などが引きづらくなり、切れた筋肉の部分が動いてしまうので、悪化してしまうこともあります。
5.リハビリエクササイズを行う
リハビリエクササイズと聞くと、スポーツ選手がやるものだと思われがちですが、一般の方でも筋肉の回復に合わせてリハビリをすることで、肉離れの回復を早めてくれます。
整形外科や接骨院などで診てもらった後に、『もう治ってるから問題ないですよ』と言われたのに、ふくらはぎに違和感や筋肉が硬い感じが残っていて、歩くのに不安を感じてしまう人もいます。
肉離れした筋肉は柔軟性や強度が失われてしまうので、ある程度回復してきたら、ストレッチなどを行い、柔軟性や強度を戻す必要があり、リハビリをすることで、早く元の日常生活に戻ることができるようになります。
またスポーツ選手の場合は、スポーツの強度に耐えられるまでリハビリエクササイズを行う必要があるので、一般の方よりも強度の高いエクササイズが必要になります。
肉離れは湿布を貼っておけば治るかなと、たいしたことがないケガと思われがちですが、肉離れした直後の対応がとても重要で、治療が遅れると治るのも遅れてしまうので、肉離れをしてしまったかなと思ったら、まずは診てもらいましょう。