チアリーディング選手肘関節靱帯捻挫の治療例

今回はチアリーディングの練習中に肘を痛めてしまった選手で練習をしながら治した治療を紹介します。
練習中、手を突いた際に左肘を捻ってしまい、肘の曲げ伸ばしができなくなり来院されました。
初診時肘を診てみると肘の内側が腫れていて、肘の曲げ伸ばしをすると肘の内側の痛みが強く、肘の靱帯部分を押してみると圧痛が強くあり、また肘の靱帯が損傷しているかをみるためのテストで外反ストレステストといって、肘の内側の靱帯にストレスをかけると痛みが強く出ました。
エコーでみても肘の内側の靱帯に炎症反応が強くみられたので、肘の内側側靱帯損傷と判断しました。
本来であれば靱帯が損傷しているのでしっかり固定をして治していくのですが、大会があるということもあり、練習をしながら治したいということと靱帯の損傷が軽度ということもあったので、練習をしながら治療をしていきました。

○初診~2週間
ケガ直後は炎症が強く出ていたのでGAMEREADYというアイシングコンプレッションマシーンで炎症と腫れを取り除いていくのと同時に微弱電流を流すことで炎症や腫れを早く引かせるとともに靱帯の回復も早めてくれるのでまめに流します。
また今回は練習をしながら治していきたいということだったので治療のあとにテーピングを行い、その上に包帯で固定を行いました。


寝ている間や練習をしていない時間は包帯を巻いておくことで靱帯の安静が保たれるので回復が早まります。
練習の時だけ固定を外し、テーピングを行いながら練習をすることで靱帯への負担を減らしていきました。
これを2週間ぐらい行い練習をしながらでも靱帯の回復が進んでいき、徐々に痛みが引いていきました。

○2週間~4週間
2週間経過したぐらいで痛みも徐々に引いてきたので固定を軽くし、靱帯の再生を促すため靱帯にストレッチをかけていきます。
肘だけの靱帯だけではありませんが、靱帯を痛めたときに固定をして安静にし過ぎていると靱帯の再生があまり進まず、炎症は引いて痛みは引いたけど靱帯が硬くなっていて動かしたら痛いということが起きてしまいます。
3週間経過したぐらいで肘の曲げ伸ばしをしても痛みがなくなったので固定もテーピングも外しました。
そこから1週間経過したぐらいで痛めた内側の靱帯にストレスをかけても痛みも不安定さもなくなり、練習をしても痛みがないということで治療を終えました。

靱帯は損傷程度によって治るまでの期間やリハビリする期間も変わってきますが、今回のケガのように軽度の損傷であれば4週間ぐらいで治療が終わることが多いです。
練習をしながらの治療だったので、治るまでにもう少し時間がかかると思っていましたが練習をしていない時間はしっかり固定をしてくれていたので治るまでに長期間にならなかったです。
練習をするからといってテーピングやサポーターだけにしてしまうと痛めた箇所が日常生活でも動いてしまい、結果的に治りが悪くなってしまいます。
ケガをしてしまったときは安静にするのがもちろんいいのですが、どうしても練習をしながら治していかないといけない場合はスポーツをやらない時間だけでもしっかり固定をしておくことで回復が早まります。

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