足首捻挫と間違われやすい足首骨端線損傷の治療例

今回は足首捻挫と間違われやすい足首骨端線損傷の治療を紹介します。

中学生のサッカー選手で相手にスライディングされたときに足首を捻りケガをしてしまったということでした。
捻った直後から腫れも痛みも強かったのですが、1日冷やして腫れも引き、捻挫かなということで様子をみていたのですが、痛みが残っていたので2日後に来院されました。
足首をみたときに腫れは若干ある感じぐらいだったのですが、靭帯ではなく骨端線の部分を押すと痛みが強く、またエコーで確認したときに出血と骨のずれがみられたので骨端線損傷の疑いがあったので、提携している整形外科にレントゲンを撮りにいってきてもらいました。

レントゲンの結果はやはり骨端線損傷でした。
上のレントゲン写真で左側が足首を捻ったほうで、右側が捻っていないほうの足首ですが、捻った方の足の上下の骨が若干ずれているのがわかります。
ずれたまま整復をしないで固定してしまう場合が多いのですが、整復してきちんと上下の骨の位置を戻したほうが腫れや痛みが早く引き、回復も早まるのでまず整復を行いました。
その後は腫れを引かせるためにアイシングコンプレッションマシーンで炎症を抑え、微弱電流を行い炎症を抑えつつ、回復を早める電気を流します。
骨端線損傷は大人で言えば骨折と一緒なので、プライトンという固定具を使いしっかりと固定を行いました。
固定を行うと体重をかけても痛くはないので、しっかりと骨の安静が保たれているので骨の回復が早まります。
治療を始めて2~3日後にはほとんど痛みもなくなったのですが、2~3週間は固定をしながらリハビリをしてサッカーへの復帰を目指します。
骨端線損傷で多くみられるよくない治療例として痛みがあるかないかの判断で固定を早く外してしまったり、スポーツに復帰してしまう選手がいますが、骨端線損傷は腫れや痛みが大人の骨折に比べて大きく出ませんが、骨折していることには変わらないので骨が回復するまである程度の固定期間は必要になります。
痛みがないからといって早く復帰してしまい、痛みや腫れがぶりかえして休まなくてはならなくなったり、治るまでに時間がかかってしまうこともあります。
またリハビリもあまりやらずに復帰することもよくありません。
痛めた骨には回復をみながらスポーツの負荷に耐えられるように徐々に負荷をかけていくリハビリが必要です。
これをやらずにいきなりサッカーなどの負荷の強い運動を行うとこれも治りが遅くなる原因になります。
当院でも大会などが近くどうしてもスポーツ復帰しなければならない場合は、そのような治療を行いますが、大会などがなければしっかりと治療をしたほうがいいです。
治療も固定をしたらそのままにするのではなく、腫れや痛みが早く治まるようにしたり、筋力が柔軟性が落ちないように痛めたところ以外は動かすなどして積極的に治療を行った方が治りが早くなります。

骨端線損傷は捻挫と間違われやすいケガなので整形外科でレントゲンを撮ってもらうか接骨院でエコーで確認することが重要です。
また固定をして様子をみるだけではなく、積極的に治療することが回復を早めます。
痛みや腫れがあまりないから大丈夫かなと思わずしっかりと治療を行いましょう。

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