バスケットボール選手足首捻挫の治療例

今回は中学生でバスケットボールの試合中に捻挫してしまった選手の治療を紹介します。

バスケットボールの試合中、ジャンプの着地の際に相手選手の足の上に乗ってしまい足首を捻り痛め来院され、1週間後にバスケットボールの大会がありそれには出場したいということでした。
初診時足はなんとかついて歩けるぐらいで、足首を診ると外側のくるぶし周りがとても腫れていました。
足首の靱帯部分に圧痛も強くあり、足首の不安定性もみられ、エコーで見ても靱帯部分に炎症反応が強くみられました。
本来であれば2週間ぐらいはしっかり固定をしたほうがいいぐらいの捻挫なのですが、1週間後に試合があるということなので3日間だけしっかり固定をして大会に出れるように治療をしていきました。

○初診~1週間
まず靱帯の炎症や腫れを抑えるためにGAMEREADYというコンプレッションアイシングマシーンでアイシングと圧迫を繰り返し、腫れなどを除去していきます。
またハイボルテージという痛みを抑えるのにとても効果的な電気を流し、微弱電流で痛みを抑えながら靱帯の回復を早めていきます。
試合まで1週間しかなかったのですが、捻挫後3日間はプライトンという固定具を使用してしっかりと固定を行いました。

プライトン固定具

試合まで時間がないとテーピングをしながら練習を続ける選手もいますが、3日間という短期間だけでも固定をしっかり行うと腫れや痛みが相当引くことが多いです。
今回の場合も3日間で腫れや痛みがだいぶ引き、その後テーピングを行いながら3日間練習を行い試合に臨んだところ、ほとんど痛みなくバスケットボールができました。

○1週間~2週間
試合後は休んで治療に専念できるということだったので、まめに微弱電流を流して靱帯の回復を早め、試合後1週間はまたプライトンという固定具を使ってしっかり固定を行いました。

○2週間~4週間
継続して微弱電流は行い、足首を捻挫してから2週間経過後靱帯の状態が良かったので固定具を外しました。
またこの時期から痛めた靱帯に軽い負荷からかけていき靱帯が強くなるようにしていきます。
運動の負荷に耐えられるようにリハビリの負荷を上げていき、足首周りの筋力や柔軟性が元に戻り、バスケットボールを全力でやっても痛みがなくなったので治療が終わりになりました。


動画のようなリハビを行い足首周りを鍛えていきます

足首の捻挫をしてしまって試合が近いとそのまま無理をして練習を続ける選手もいますが、少しでも固定をすることで痛みや腫れが一気に引くことが多いので、試合が近くて休むということは勇気がいることだとは思いますがしっかり固定をして休むということも選択肢の1つでもあります。
また小学生や中学生でも捻挫をして運動を休む期間があった場合はしっかりとリハビリをしてから復帰しないと、運動をしたら痛みが出てしまうこともあります。

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