今回は中学生や高校生に多い腰の痛み腰椎分離症の治療例を紹介します。
高校1年生で野球をしている選手で腰が痛くなり病院にいったところ腰椎分離症と診断されたそうです。
そのまま野球を続けていたのですが、腰の痛みが強くなり野球だけでなく日常生活にも痛みが出てきて当院に来院されました。
腰椎分離症は腰の骨が疲労骨折してしまったものをいいます。
腰椎分離症の治療をするときに1番大事なのはまず疲労骨折してしまった腰の骨をつけるかどうかです。
疲労骨折して間もないものであればスポーツを休むことで腰の骨がつくことが期待できます。
しかし疲労骨折してしまった腰の骨をつけることを優先すると当然スポーツを休む必要があり個人差にもよりますが3カ月から半年以上スポーツを休まなければならなくなります。
また腰椎分離症と診断されスポーツを継続しているかたもいると思いますが、この場合もう疲労骨折した部分の骨はつかないことが多いです。
今回の選手もそうだったのですが、腰椎分離症のままスポーツをしていて骨がつくことはありませんが痛みをなくすことはできます。
腰椎分離症になってしまう選手に多くみられるのは胸椎という背骨の胸あたりや股関節が硬くなっているのがみられます。
腰を前に曲げたり、伸ばしたりする際に股関節も含め背骨が全体的に動いていればいいのですが、胸椎や股関節が硬くなっていると腰だけで前に曲げたり、伸ばしたりを繰り返すので腰の骨に負担がかかります。
またスポーツをする際に腰を捻る動きは多いですが、腰の骨や関節は捻る動きはほとんどしません。
捻る動きも胸椎や股関節が行ってくれるのですが、ここでも胸椎や股関節が動かないと本来動かないはずの腰が無理に動くので負担がかかります。
このように胸椎や股関節が硬かったり、体幹の安定が低下しているために腰椎分離症になってしまいます。
逆にいえば体幹が安定していたり、胸椎や股関節がしっかり動いていれば腰椎分離症があっても痛みなく動くことができます。

当院では上記写真のようにまずどこが動いていないかなど動きの健康診断をします。
動きの健康診断をすることでどこが動いていないかがわかり、動いていないところを治療や体操を行い動くようにしていきます。
腰椎分離症でリハビリ体操は必ず必要になります。
治療やストレッチだけでも関節を柔らかくすることはできますが、柔らかくなった可動域を自分でコントロールして動かせるようにならないとスポーツをしたときに痛みが出てしまいます。
今回の選手は2週間程度で日常生活の痛みはなくなり、1か月ぐらいで徐々に練習に復帰していき、2か月後ぐらいにはほぼ全力で野球が出来るようになりました。
腰椎分離症は骨がつくのであればつけたほうがいいです。
骨がつかないとそれは一生続くので、腰が痛くなるリスクは増えます。
ただ腰椎分離症が治ったけど部活が全くできなく引退してしまうのもつらいと思うので、将来に向けて骨をつけるのを優先するかなどいろいろ考慮するのがいいと思います。
もし運動をしながら痛みをなくしたい方は治療と一緒にリハビリ体操を行うことをオススメします!

葛飾区こばやし接骨院。柔道整復師の国家資格を保有。野球やサッカー・バレーボールなどスポーツの現場で活躍しているためスポーツ障害や外傷の臨床経験が豊富。