ランナー膝(腸脛靱帯炎)とは

ランナー膝とは、ランニング動作にある膝の屈伸によって腸脛靱帯大腿骨外側上顆が擦れることで腸脛靱帯に炎症が起こることで発症します。
特にマラソンなどの長距離ランナーに好発し、またマラソンを始めて半年~一年くらいの方に多いみられます。

腸脛靱帯とは、腸骨(骨盤)から太ももの外側を通り、脛骨(すねの外側の骨)に付着する筋膜の繊維束(少し硬いゴムバンドのようなもの)です。

腸脛靱帯は、膝伸展位では大腿骨外側上顆の前方を走り、膝を屈曲していくと大腿骨外側上顆を乗り越えて30°屈曲位付近から大腿骨外側上顆の後方に位置します。
このため、膝関節30°屈曲位付近では腸脛靱帯と大腿骨外側上顆で摩擦が生じてしまうのです。
これが、腸脛靱帯炎で痛みが起こる原因です。

症状

ランニング時や歩行に地面に足が接触し体重がかかったときに膝の外側に出現する疼痛が主な症状です。
ランニングと続けていると、痛みが悪化してきて痛みの為走れなくなることもあります。
また、安静にしていると痛みが軽減するがランニングを再開すると症状が再発することも多いです。

診断

主な診断基準として、

・膝の外側に圧痛・運動痛はあるか?
・膝を90°屈曲してから外顆部で腸脛靭帯をおさえてから膝を伸展させていくと痛みがでるか?(grasping test)

レントゲンでは著明な症状は診られません。

ランナー膝の施術について

こばやし接骨院では、下記の施術でランナー膝を根本施術していきます。

①腸脛靭帯の微細損傷の回復・消炎鎮痛を目的とした物理療法
痛みを起こしている腸脛靭帯部の修復・消炎鎮痛を行うため、電気治療などの物理療法を行っていきます。
また、超音波治療器いった治療器を使用して腸脛靭帯を温めて緩めていきます。

 

②大腿部外側の筋肉を中心に緩める
まずは硬くなった太ももの外側の筋肉を重点的に緩める必要があります。
また、臀部周りの筋肉も腸脛靭帯に繋がっていますので一緒に施術を行って改善していきます。

 

 

③体幹・股関節を中心にエクササイズをする
腸脛靭帯に繋がっている大腿筋膜張筋や大臀筋という筋肉は日ごろの姿勢と密接な関係にあります。
背中を丸くした姿勢でのデスクワークやせもたれにもたれかった座り方・またあぐらなど。
このようななにげない姿勢が腸脛靭帯に関わる筋肉の緊張を高めます。
また、股関節を内側に引き込む力が低下していると歩行やランニングにおける地面を蹴る動作における大腿筋膜張筋の出力が高くなり負担が増えます。
このような根本的な問題点を改善するために、体幹・股関節を中心にエクササイズを行ってランナー膝にならない体づくりをおこなっていきます。

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