こばやし接骨院の小林です。
腸脛靭帯炎が治らずに困られている方は多いのではないでしょうか?
結論から申し上げますとあなたの腸脛靭帯炎が治らない理由は、「原因が治っていない」からです。
「え?腸脛靭帯をマッサージしているよ!治療院で電気もやってもらっているし!」と思った方。
それは、原因の改善ではありません。
なにかの原因によって、負担がかかり張っている腸脛靭帯を緩めているだけで対処療法でしかありません。
「なぜ、あなたの腸脛靭帯に負担がかかっているか」ということを見つけ出し改善することが重要なのです。
今回は、そんな腸脛靭帯炎が治らない理由とよくある原因を解説していきますのであなたの腸脛靭帯炎の改善に役立てて頂けると幸いです。
腸脛靭帯炎が治らない理由
冒頭でも言いましたが腸脛靭帯炎が治らない理由は、「原因が治ってない」からです。
どのような原因で、腸脛靭帯に負担が掛かってしまっているかを考えなければいけません。
痛みの原因を根本的に治療する必要があります。
ここでは、私が実際に治療している中でよく見かける腸脛靭帯に負担がかかってしまう原因を紹介したいと思います。
背骨の柔軟性が原因
背骨には、衝撃を受け止めて緩和する役割があります。
走っている際であれば、地面に足を着いた時に地面から身体は衝撃を受けてします。
この時に、背骨に柔軟性があればスプリングのように負担を吸収して足へかかる負担を減らしてくれます。
ですので、背骨の柔軟性があなたの腸脛靭帯炎の根本的は原因かもしれません。
股関節の安定性が原因
走っている際に、足が地面に着地した時に本来であれば股関節周辺にあるお尻や太ももの筋肉全体で支えられていると局所的に負担が掛かることはありません。
しかし、股関節周辺の筋力が低下していると足が地面に着地した時に支えきれずに外側にもたれかかるように支えてしまうため、外側にある腸脛靭帯のみに負担が掛かってしまいます。
ですので、股関節の安定性の低下があなたの腸脛靭帯炎の根本的な原因かもしれません。
膝の安定性が原因
走っている際に、本来は地面に足が着くときは膝が若干曲がっていて曲がったまま地面を蹴ることでお尻の筋肉を使って前に進むことが出来ます。
しかし、膝周辺の筋力が弱いと地面に足が着いたときに膝を曲げたままをキープできずにお尻の筋肉で地面を蹴って進むのではなく膝を伸ばす力で前に進もうとしてしまうため膝にかかる負担が増えてしまいます。
ですので、膝の安定性の低下があなたの腸脛靭帯炎の根本的な原因かもしれません。
足首の安定性が原因
走っている際に、本来は地面に足が着くときにかかとが少し浮いた状態で着地して、そのままお尻の筋肉で地面を蹴って進むのですが、足首の安定性が弱いとかかとが落ちてしまい地面を蹴れずに膝を伸ばす力で前に進もうとしてしまうため膝に掛かる負担が増えてしまいます。
ですので、足首の安定性の低下があなたの腸脛靭帯炎の根本的な原因かもしれません。
痛みの原因は腸脛靭帯の炎症ですが、原因は別の部位あることが多い
今、ご説明したように腸脛靭帯炎の原因は、腸脛靭帯以外の別の部位にあることが多いです。
腸脛靭帯炎が治らずに悩まれているあなた。
今、私がご説明させて頂いたようなことを確認し、原因を探したことがあるでしょうか?
もし、そこまで見てもらわずに治らないでいるのであれば、あなたの腸脛靭帯炎は治る可能性があります。
しっかりと根本的な原因を見つけることで、あなたの腸脛靭帯炎も良くなることでしょう。