こばやし接骨院の小林です。
前回は、腸脛靭帯炎が治らない理由について解説させて頂きました。
原因が治ってないから腸脛靭帯炎が治らないとお話させてもらい、その中で股関節の安定性や膝の安定性の低下などが原因だよってお話をさせてもらいました。
前回の記事は、「腸脛靭帯炎が治らない理由」こちらからご覧になれますのでよければご覧ください。
そして、今回はそんな腸脛靭帯炎の原因を改善する筋トレ方法を紹介したいと思います。
腸脛靭帯炎を改善する筋トレ
まず、自分の弱い部分を知る必要があります。
股関節が弱いのか、膝が弱いのか、足首が弱いのか。
弱いところを見つけたらその部分を筋トレしていくという流れが一番効率が良いです。
しかし、なかなか専門家に診てもらわないと正確に弱い部分を見つけることが困難でしょう。
専門家に通院できない場合は、まんべんなく筋トレを行うといった方法が良いのではないかと思います。
ですので、今回は腸脛靭帯炎の改善におすすめな筋トレをまんべんなく紹介していきます。
股関節の安定性を高める筋トレ
股関節を鍛える場合、まず鍛えてほしいのが「股関節の内側の筋肉」です。
股関節を、内側と外側からサンドイッチするように力が入っていれば股関節の安定性は高まります。しかし、内側が弱いと外側に寄りかかりようにしなければいけないため外側(腸脛靭帯)の負担が増えてしまいます。
ですので、積極的に内側に筋肉を鍛えていきましょう。
膝の安定性を高める筋トレ
まず第一に膝周りで鍛えてほしいのは、「ハムストリングス」です。
太ももの裏側にあるハムストリングスは、走っている際に地面に足が着地したときに支えてくれるとても大切な筋肉です。
1、仰向けになって、股関節と膝が90°くらいなるようにイスの上に足を置きます。
2、その状態からかかとでイスを押してお尻を持ち上げます。
3、繰り返し10回行う。
※慣れてきたら、片脚のみで同じことを行う
足首の安定性を高める筋トレ
足首の筋トレは、足首回りを全体的に鍛えたほうが良いでしょう。
足首は、小さな筋肉が集まって支えているためどれか一つを鍛えるよりも全体を鍛えたほうが良いです。
1、壁の前に立ち、両手を壁に付きます。
2、その状態からつま先立ちになります。
3、つま先立ちの状態のまま、軽くスクワットを行う。
4、繰り返し10回行う
※スクワットして際に、かかとが落ちないように注意する
腸脛靭帯炎の改善には、筋トレが不可欠
腸脛靭帯炎の原因には、膝や足首といった部分の安定性が低下していることによるものがあります。その場合は、その弱い部分を鍛えてあげないと改善には繋がりません。
弱いところの負担が、腸脛靭帯に余分に負担を与えているイメージです。
なので、腸脛靭帯を治療してあげる・マッサージでほぐしているけどなかなか良くならないって方は、筋トレを一緒に行ってみて下さい。