こばやし接骨院の小林です。
今回は、坐骨神経痛の第三弾「坐骨神経痛の座り方」について解説していきたいと思います。
前回の「坐骨神経痛を早く治す方法」「坐骨神経痛でやってはいけないこと」についても、こちらに書いてありますので、ご興味ある方はこちらもご覧ください。
坐骨神経痛は、日々の座り方によっても痛みが変化するのはご存じでしょうか?
普段、何気なく座っている姿勢が知らずのうちに坐骨神経を圧迫し症状を悪化させているケースも少なくはありません。
今回は、そんな坐骨神経痛の時におすすめな座り方は詳しく解説していきます。
坐骨神経痛の時におすすめの座り方
人によって、イスや床に座るか違うと思いますので分けて解説していきたいと思います。
イスに座るときのポイント
イスの座るときは以下のようなポイントに注意してみて下さい。
- 足の裏全体を地面につける
- イスに深く腰掛ける
- 背中を丸めないようにする
- 膝の角度は90°ぐらいで
- 長く腰かけ続けない
以上の点がポイントとなります。
足の裏全体を地面につける
足の裏全体が床に付くように意識して座りましょう。そのためには、イスの高さが重要です。足が宙ぶらりんになっているようでしたら、イスが高すぎます。
イスの高さがこれ以上下げられないという方は、足台などを置いて調整するのも良いでしょう。
イスに深く腰掛ける
イスにしっかり腰掛けましょう。椅子に浅く座ると、背中が丸まり猫背になりやすいです。
その悪い姿勢では、腰に負担がかかり坐骨神経痛に良くないので注意してください。
長時間にデスクワークになると、ついつい浅く腰掛けがちになるので意識して直しましょう。
背中を丸めないようにする
しっかり骨盤を立てて座り、背中を丸めないようにしましょう。背中を丸めてしまうと坐骨神経を圧迫してしまう可能性があります。背中を丸めていると、腰椎椎間板ヘルニアにリスクが高まりますので意識して伸ばしましょう。
膝の角度は90°くらい
先程のイスの高さにも繋がりますが、膝の角度は90°ぐらいになるように意識しましょう。膝が深く曲がりすぎると、骨盤が丸まり必ず背中が丸まった姿勢になってしまいます。
長く腰掛け続けない
同じ姿勢で腰掛け続けていると同じところに負担が掛かり続け坐骨神経に負担がかかる場合があります。こまめに意識して席を立つことで負担を軽減できるため、意識して席を立つようにしましょう。
床に座るときのポイント
床に座るときは以下のポイントに注意してみて下さい。
- 横座りや女の子座りは避ける
- 床に直に座らない
- 長く腰掛け続けない
以上の点がポイントになります。
横座りや女の子座りを避ける
横座りや女の子座りは、骨盤が歪みやすくカラダに偏った負担がかかる原因にもなります。そうすることで、片側だけに重心がかかり坐骨神経痛が悪化する可能性もあります。
床に直で座らない
床に直接腰掛けると地面から熱が奪われ身体が冷えてしまいます。冷えは、筋肉を硬くし坐骨神経痛の症状を悪化させる可能性があります。床に座るときはカーペットや座布団・クッションの上に座るようにしましょう。
長く腰掛け続けない
椅子に座る場合と同様に、床に座るときも、長時間同じ姿勢を続けないように注意しましょう。
まとめ
今回は、坐骨神経痛の方の座り方について解説していきました。
少し座り方の意識を変えるだけで、身体に掛かる負担を変えることが出来ます。
しかし、座る時間の長さに対してはお仕事の影響もあると思いますし短くすることは難しいのではないでしょうか。
ですので、たまには席を立つように心がけましょう。
- 一時間に一回程度、席を立つようにする
- 席の上で少し伸びをするだけでも効果的です
- お昼休みのオフィスの外に出て歩くものよいでしょう
正しい座り方はすることは、坐骨神経痛に効果的です。
しかし、座り方を良くすることが治すわけでありません。坐骨神経痛でお困りの方は、治療を受けることも重要でしょう。