ランナーや走る競技に多い腸脛靭帯炎。
走りながら治したい人も多いと思いますが、病院などに行くと「安静にして下さい」と言われ、休んでまた走ったら痛くなったりと治りづらいスポーツ障害の1つです。
治りづらい理由として安静にしているだけであったり、治療だけしか行っていない場合が多いからです。
腸脛靭帯炎の原因は体の動かし方の問題であったり、特に重要なのが筋肉を協調して動かせるかどうかで、それができていないと治療だけ行っていてもなかなか治りません。
こばやし接骨院では治療はもちろんですが、動きの健康診断というのを行っており、それをすることで問題点を見つけ、改善につなげていきます。
動きの健康診断
走っている時足を着く際は体幹から股関節、膝、足首が連動して動いていると負担がそれぞれに分散されるため、腸脛靭帯の負担も少なくてすみますが、どこかに問題があると、そこにかかる負担を膝が補おうとして、膝に過負担がかかり腸脛靭帯炎になってしまうため、問題がある箇所を見つけるための動きの健康診断を行います。
チェックするポイント
・背骨の柔軟性
・股関節の安定性
・膝の安定性
・足首の安定性
背骨の柔軟性をチェック
背骨の柔軟性と膝の痛みが関係するのかと思う人もいると思いますが、背骨の柔軟性はとても重要になります。
走っている時は自分の体重や重力など体に常に負担がかかり続けていますが、その負担を始めに受けとめるのが背骨になります。
背骨の柔軟性があれば、体にかかる負担を背骨で吸収することで、足への負担を減らしていますが、柔軟性がない場合、体にかかる負担がそのまま足にいくので膝への負担が増えてしまうので、背骨の柔軟性をチェックをします。
股関節の安定性をチェック
本来走っていて足を着地した際は股関節にあるお尻や太もも全体を使って支えるとそれぞれの筋肉に負担が分散させるため、痛みが出ることはないのですが、股関節の安定性が低下していると、足を着地した際に太もも外側に寄りかかるよに支えてしまうので、腸脛靭帯のみに負担がかかり硬くなってしまうため、股関節の安定性をチェックします。
膝の安定性をチェック
走っているときに地面に足を着く際は、膝は若干曲がっていて、曲がったまま地面を蹴ることで、お尻の筋肉を使って前に進むことができると、膝への負担が少なくなり、効率よく前に進むことができます。
しかし膝を支える筋力が足りない人は、地面に足が着いたときに膝を曲げているのをキープできず、地面を蹴る際に地面を蹴って進むのではなく、曲がっている膝を伸ばして前に進もうとしてしまい、膝への負担が大きくなってしまうので、膝の安定性をチェックします。
足首の安定性をチェック
先ほどの膝の話につながるのですが、地面に足が付く際は膝が若干曲がっているのと、かかとが浮いた状態で接地して、そのままお尻の筋肉を使って地面を蹴るのが理想なのですが、以前足首を捻挫してしまったりなど、足首の筋力や安定性が低下していると、地面を蹴ろうとした際にかかとが落ちてしまい、地面が蹴れず、膝を伸ばして前に進もうとしてしまい、結果的に膝への負担が増えてしまうので、足首の安定性をチェックします。
腸脛靭帯炎の治療法
1.電気とマッサージをして腸脛靭帯を緩める
腸脛靭帯が硬くなっているのが直接の原因なので、腸脛靭帯を緩める必要がありますが、腸脛靭帯はとても硬く、針金みたいな靭帯なので、ポールでゴリゴリしたり、直接マッサージしてもほとんど緩みません。
まず電気を使って腸脛靭帯を緩めていきますが、電気は効率よく靭帯を緩めることができるのでとてもおススメです。
次に腸脛靭帯に付着する筋肉や筋膜をマッサージで緩めていきます。
腸脛靭帯に付着する筋肉や筋膜が硬くなっていると、腸脛靭帯を引っ張って靭帯自体も硬くなりやすくなってしまうので、筋肉や筋膜を緩めることで靭帯が緩みやすくなります。
当院では腸脛靭帯だけでなく、多角的にアプローチすることで、靭帯を早期に緩ませていきます。
2.背骨や股関節、足首の柔軟性を引き出す
動きの健康診断で問題があった部分の柔軟性をまずは出していきます。
筋力が低下していて不安定感が出ることがもありますが、まずは関節の可動域を出す方を優先します。
なぜ筋肉を強くするより、可動域を出す方を優先するかというと、関節の可動域がしっかりあると、自分が持っている筋力をしっかりと発揮することができます。
逆を言うと筋力があっても、柔軟性が低下していると、持っている筋力が発揮できないので、可動域がない状態で筋力強化をしても、いつまでたっても筋力が足りないようにみえてしまいまうので、まずは関節の可動域をしっかり出していきます。
3.筋肉を協調して使えるようにする
筋肉を協調して使えるようすることはとても重要です。
単純に筋力低下があればそこを強化していきますが、腸脛靭帯炎になってしまう人の多くの人ができていないのが、筋肉を協調して使うことです。
例えば、足の外側には中殿筋、大腿筋膜張筋、腓骨筋などの筋肉があります。
これを1枚のシートして協調して使えていればしっかり支えることできます。
しかし中殿筋、大腿筋膜張筋、腓骨筋の筋力はあっても連動して使えていないと、1つ1つの筋肉で体を支えようとしても支えることができないため、腸脛靭帯に寄りかかるように支えてしまい、負担がかかってしまうので、協調して筋肉を使えるようにするエクササイズを行っていきます。
腸脛靭帯炎は腸脛靭帯だけに原因があることはほとんどないので、靭帯だけを治療していても改善しないことが多いです。
こばやし接骨院では治療だけでなく、筋肉を協調して使えるようにするところまでエクササイズを行い、早期改善させていきます。
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