膝痛

鵞足炎の原因はこれだ!よくある3つの原因

膝の痛みに「鵞足炎」いう膝の内側が痛くなる疾患があります。
この鵞足炎に悩まれている方は、とても多いのではないでしょうか?
そんな多くの方が悩まれている鵞足炎の原因を紹介します。
どんな症状も、原因を知ることは大切になります。原因がわかることで、それを改善し治すことが出来ますので是非参考にしてみて下さい。

鵞足炎の原因

鵞足炎の痛みの原因は、鵞足にある滑液包の炎症(滑液包炎)です。鵞足部に付着する縫工筋・薄筋・半腱様筋と滑液包が繰り返される摩擦によるストレスで発症します。特に、縫工筋・薄筋・半腱様筋の筋肉に硬さが強い場合は発症しやすくなります。
これが、鵞足炎の主な原因になります。

鵞足炎の発症が高まる要因

・不適切なトレーニング
・ストレッチを怠ること
・急な坂道のランニング
・走行距離の急激な増加
・ハムストリングの硬さ
・肥満
・変形性膝関節症
・内側半月板損傷

これらの要因があると鵞足炎になりやすいです。
この中で、ご自身で対処できるものは「ハムストリングスの硬さ」です。

では、縫工筋・薄筋・半腱様筋の硬さが強まる原因にはどのようなものがあるでしょうか?

体幹・股関節の安定性

まず、一つ目の原因は「体幹・股関節の安定性」です。
走っているときなど地面に足が着地した瞬間に、体幹や股関節がしっかり安定していないと膝が安定せずグニャグニャしてしまいます。その際に、グニャと膝が内側に倒れやすいです。
この動きが、鵞足部にとても負担がかかるので体幹や股関節の安定性が低下していることは鵞足炎の原因になります。

股関節の可動性

二つ目の原因は、「股関節の可動性」。
特に大切になってくるのは、内旋・外旋といった可動域です。
内旋・外旋のどちらかの可動域が低下している方が鵞足炎の方に多く、内旋と外旋の可動域が同じであれば真ん中は真っすぐになります。
しかし、外旋の可動域が低下していると正常な内旋と低下している外旋の真ん中はやや内旋になってしまうため、足をまっすぐ使うのが難しくなったり、可動域が低下していることで膝を無理やり捻じって動かさないといけなくなってしまうため膝の負担が増え鵞足炎の原因になります。

足部のアライメント・安定性

三つ目の原因は、「足部のアライメント・安定性」です。
回内足や偏平足になっていることが問題となります。回内足や偏平足になっていると、足を地面に着いた際に膝が内側に傾いてしまいます。これは、ぞくに言うニーイン・トゥーアウトの状態で鵞足部にとても負担がかかる動きなります。
足部の乱れが運動連鎖によって膝の負担が増えるといったこともあるため、足部のアライメントなどととても重要な要因になります。

患部だけに捉われないことが大事

どうしても、膝に痛みがあると膝に目が行きがちになってしまいます。
しかし、実際には膝以外に原因があることがとても多いです。
先日、治療にいらした鵞足炎の患者様も原因は「足部のアライメント」が原因でした。
最初の診察時は、しゃがむと膝が痛かったのですが、足部を施術後はしゃがむ動作の痛みが軽減しており、患者様本人のびっくりされておりました。まさか、足部のせいで膝に痛みが出ていると思わなかったようです。

このように、実際に膝以外が原因で膝に痛みが出ている方もいらっしゃいますので膝に捉われずに膝以外からも原因を探してみて下さい。

ABOUT ME
葛飾区こばやし接骨院
葛飾区こばやし接骨院。柔道整復師の国家資格を保有。野球やサッカー・バレーボールなどスポーツの現場で活躍しているためスポーツ障害や外傷の臨床経験が豊富。