膝痛

膝裏が痛いときに考えられる2つの原因

膝の中でも、膝の裏に痛みを抱えている方は多いです。
膝を深く曲げると膝裏が痛い、膝を伸ばすと膝裏が痛い、正座すると膝が裏が痛いなどといった症状で困られているのではないでしょうか。

膝の裏側に痛みが出る場合、大きく二つの原因が考えらせます。
それは、「ベーカー嚢腫」と「膝窩筋」の二つになります。

今回は、そんな裏が痛くなる二つの原因について紹介します。

膝裏が痛いときに考えられる2つの原因

ベーカー嚢腫

ベーカー嚢腫とは、膝の裏側にある関節液という液体を含んだ滑液包が炎症を起こし膨らんだ状態を言います。
膝裏にある滑液包が腫れているので、膝を曲げると挟まり痛みや違和感を出します。

膝の裏側には小さな滑液包が複数あり、過剰な摩擦や圧迫が加わることが原因になります。
症状として、痛みが強くなりづらいのが特徴的ですが、膝裏の腫れがゴルフボールくらいに大きさになるとしゃがんだり、正座などで膝を深く曲げると痛みや違和感が強くなります。

ベーカー嚢腫について詳しくは、「膝裏が痛いベーカー嚢腫」をご覧ください。

膝窩筋

もう一つの原因は、膝の裏側にある「膝窩筋」という筋肉が硬り動きが悪くなると膝裏に痛みが出ます。
この膝窩筋は、膝の真裏側にある小さな筋肉で、膝の曲げ始めに膝を内旋させて動きの調節をしているとても大切な筋肉です。
そのため、この筋肉が硬くなり動きが悪くなると膝をスムーズに曲げることが出来なくなり膝裏に痛みが起こります。
また、膝窩筋は外側半月板を膝屈曲時に後方に引く役割も担っているため動きが悪くなると外側半月板が関節に挟まり(インピンジメント)痛みを起こすこともあります。

病院では問題がないと言われるケースも多い

膝裏の痛みの場合、レントゲンなどの画像診断に異常が診られるケースは少なく、「特に画像上は異常がないですね」と言われて、なぜ痛いのかわからないと言われるケースも少なくありません。
しかし、上記のようなベーカー嚢腫や膝窩筋の影響により膝裏に痛みが出ることがあります。
そのため、画像だけではなく触診などで診察してもらえるところへ行ってみて下さい。

 

ABOUT ME
葛飾区こばやし接骨院
葛飾区こばやし接骨院。柔道整復師の国家資格を保有。野球やサッカー・バレーボールなどスポーツの現場で活躍しているためスポーツ障害や外傷の臨床経験が豊富。