「足の裏が痛いけど、ちょっと我慢すれば治るだろう…」
「起きて一歩目が痛いけど、時間がたてばラクになるから放置している」
こんなふうに、足底筋膜炎をそのまま放置してしまっていませんか?
結論からいえば、足底筋膜炎の放置はかなり危険です。
初期であれば改善が早いのですが、悪化すると治療期間は何倍にも伸び、場合によっては慢性化して数年間痛み続けるケースもあります。
この記事では、
- 足底筋膜炎を放置するとどうなるのか
- 放置してはいけない理由
- 放置した結果、悪化を示すサイン
- 早めに取るべき対応
- 自分でできるセルフケア
を、専門家視点でわかりやすく解説します。
足底筋膜炎を放置するとどうなる?5つのリスク
1. 慢性化し、治るまでの期間が大幅に伸びる
足底筋膜炎は早期なら1〜3ヶ月程度で改善するケースが多いです。
しかし放置すると、
- 足底筋膜が硬くなる
- 痛みが慢性化する
炎症が繰り返される
これにより、半年〜1年以上続く「治りにくい足底筋膜炎」に変わってしまいます。
2. 朝一歩目だけでなく、常に痛むようになる
初期は、朝の一歩目だけ痛い・歩き始めだけ痛むという特徴がありますが、放置すると、
- 立っているだけで痛い
- 常に足裏の重だるさを感じる
歩くたびズキズキする
このように痛みの頻度と強さが増していきます。
3. かばい歩きが原因で別の部位まで痛くなる
足底筋膜炎を放置すると、痛みを避けて歩くようになります。
その結果、ふくらはぎの張り・痛み・アキレス腱炎・ひざ痛(腸脛靭帯炎)・反対側の足の痛みなど、連鎖的に症状が広がることがよくあります。
4. かかとに骨棘(こつきょく=骨のトゲ)ができる
炎症が長く続くと、かかとの骨に負担がかかり続け、
「骨棘(こつきょく)」という骨のトゲが形成されることがあります。
骨棘は自然には消えず、
痛みの原因が長引いたり、慢性化する大きな要因になります。
5. 最終的に歩行そのものが困難になる場合も
足裏は体重を支える場所なので、
痛みが強くなると
- 普通に歩けない
- スポーツは完全に中止
仕事で立っていられない
このように日常生活の質が大きく低下することも珍しくありません。
放置したら危険な「悪化のサイン」3つ
次のような状態があれば、すでに悪化しているサインです。
① 痛みが1ヶ月以上続いている
→ 自然治癒の可能性が低下。
② かかと周辺が腫れている
→ 強い炎症が出ている状態。
③ 歩行・仕事・スポーツに支障が出ている
→ 放置すると治療期間が長期化します。
1つでも当てはまれば、病院・接骨院での治療が必要な段階です。
足底筋膜炎を放置しないためにやるべき3つのこと
1. ふくらはぎ・足底の柔軟性を改善する
足底筋膜炎のほとんどは、
ふくらはぎや足底の硬さによって負担が増えて起こります。
代表的なセルフケア
ふくらはぎストレッチ
足裏の軽いマッサージ
※痛みが強い場合は無理に行わないこと。
2. インソールを使い、アーチをサポートする
市販のインソールでも効果が期待でき、
アーチを支えることで足底筋膜への負担を大きく減らせます。
3. 靴を見直す(かなり重要)
クッション性の弱い靴
かかとが固い靴
底が薄いスニーカー
は、症状を悪化させます。
できれば、クッション性の高いランニングシューズがおすすめです。
まとめ 足底筋膜炎は放置すると悪化する。早めの対処が最重要
足底筋膜炎は「いつか治るだろう」と放置すると、
以下のような悪循環に陥ります。
放置 → 痛み悪化 → 慢性化 → 骨棘 → 長期化
さらに、
ひざ・ふくらはぎ・アキレス腱へ広がるケースもあります。
もし次の3つのどれかに当てはまるなら、放置せず早めに受診してください。
痛みが1ヶ月以上続いている
かかとが腫れている
日常生活に支障が出ている
早期なら治るスピードは速いですが、
放置するほど回復が遅くなるのが足底筋膜炎の特徴です。



