こばやし接骨院の小林です。
今回は、野球を投げながら治すことについて解説していこうかと思います。
当院では、患者様に「練習休まなきゃダメですか?」「休むとメンバーから外されちゃうので休みたくないんですけど……」と相談を受けることがあります。
結論から言いますと、野球肘を投げながら治すことは可能です。
ただ、すべての野球肘がそうゆうわけではありません。
どんな野球肘が投げながら治すことが出来て、また投げながら治すことについてのメリットやデメリットも紹介していきたいと思います。
この記事は次のような人におすすめ
- 野球肘を投げながら治したい人
- 野球肘を投げながら治すメリットやデメリット
野球肘を投げながら治す方法
野球肘を投げながら治していくにおいていくつかのポイントがあります。
残念ながら、すべての野球肘が投げながら治せるわけではありません。野球肘の中には、絶対に休まないといけないものがあるため注意してください。
投げながら治せる野球肘は筋肉性のタイプ
まず、第一前提として投げながら治せるのは、筋肉の問題で野球肘になっているものに限ります。
骨や軟骨・靭帯などを痛めている場合は、無理せず休みましょう。
その他の条件は、
- 日常生活は痛くない(単純に肘の曲げ伸ばしが痛くない)
- ボールの投げ始めは痛いが温まってくると痛くなくなる
- 練習中は痛くないが、練習後に痛みが出る
このような場合の症状であれば、投げながらでも治っていきます。
投げながら治せる野球肘の条件として
- 筋肉性のもの
- 日常生活は痛みなし
- 投げ始めは痛いが段々痛くなくなる。もしくは、練習中は痛くないが、練習後に痛い
になります。
投げながら治すメリット・デメリット
やはり、野球肘を抱えたまま練習を行うことはメリットとデメリットがあります。
患者様にも、このようなお話をさせて頂いてご相談の上、当院では投げながら治すか休むかを決めていきます。
メリット
メリットは、練習を休まなくて済むことです。
練習を休むということは、スタメンもしくはメンバーから外されてしまう可能性があります。みんな、メンバーから外れたくないから投げながら治したいという選択を求めるのだと思います。
デメリット
デメリットは、休んだ場合と比べて治るまでの期間が長くなる。
やはり、休んだ場合と比べると休んだ方が治るまで早いです。休めば負担をかけないわけですから回復は早まります。
メリット・デメリットをトータルして考えましょう
患者様の状態・状況に応じて決めていく必要があると思います。
例えば、三年生でもうすぐ最後の大会という状態で、休むことを選択してしまったらメンバーに入れないかもしれません。そうしたら、肘は早く良くなったが大会には出れませんでしたなんてことになりかねません。そしたら、意味ないですよね?
試合に出るために、野球をやっているのに。
逆に、まだ入学したてでメンバーなんてまだまだ関係ない状況の子供であれば、休むという選択肢出てくると思います。しっかり治して、新チームになったときに標準を合わせるというのも良いと思います。
ですので、当院では患者様の状況・状態に応じてお話させて頂き患者様とご相談の上で治療の方針を決めていくようにしています。
まとめ
野球肘は、状態によっては投げながら治すことも可能になります。
しかし、投げながら治す場合は休む場合に比べて回復までの期間が延びることにつながってしまいます。でも、大会が近いとかメンバーに入れるか入れないか瀬戸際で休むと外されてしまうなんて場合の時は、投げながら治すという選択肢を取るほうが良いと思います。
当院では、投げながら治すことも行っていますので、野球肘でお悩みの方はこばやし接骨院にご相談ください。