こばやし接骨院の小林です。
膝のお皿の下が痛くて悩まれている方は多いと思います。
そんな膝のお皿の下が痛くなる原因として、「膝蓋下脂肪体炎」という症状があります。
今回は、そんな膝蓋下脂肪体炎の原因や症状・改善策について詳しく説明していきたいと思います。
この記事は次のような人におすすめ
- 膝蓋下脂肪体炎について知りたい人
- 膝蓋下脂肪体炎の原因について知りたい人
- 膝蓋下脂肪体炎を治したい人
膝蓋下脂肪体炎の痛みにお悩みの方・膝のお皿の下が痛くて何か知りたい方は是非このページを参考にして下さい。
膝蓋下脂肪体炎とは
膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい)とは、膝のお皿の真下に位置し、膝の曲げ伸ばしの動きに合わせて形を変えて動き、膝への衝撃を和らげる働きや膝のお皿の動きをスムーズにする働きがあると言われています。
また、膝蓋下脂肪体の特徴として痛みを感じとる神経が豊富なため、痛みを感じやすい部分と言えます。
そのため、膝蓋下脂肪体で炎症が起こると痛みと強く感じ、その状態を膝蓋下脂肪体炎と呼びます。
膝蓋下脂肪体は、膝の曲げ伸ばしの動き合わせて形を変えて動いている。そのため、膝蓋下脂肪体の柔軟性が低下する(硬化する)と動きに合わせて形を変えられずに関節に挟まるため痛みを出す。
膝蓋下脂肪体炎の原因
膝蓋下脂肪体炎の原因は、膝蓋下脂肪体の硬化です。
膝蓋下脂肪体が硬くなってしまうことが、一番の原因です。
先ほどお伝えしましたが、膝蓋下脂肪体は膝の曲げ伸ばしの動きに合わせて形を変えて動いています。そのため、硬くなると形を変えられないため関節に挟まります。
これが、痛みの理由です。
膝蓋下脂肪体が硬くなる理由は、周辺の炎症と大腿四頭筋の緊張です。
周辺の組織が炎症を起こすと、膝関節の内圧が高まり硬化します。
もう一つは、大腿四頭筋の緊張です。大腿四頭筋から繋がっている膝蓋靭帯は脂肪体のすぐ上を走行しているため大腿四頭筋が緊張して膝蓋靭帯が張ると脂肪体は圧迫されて硬化します。
膝蓋下脂肪体炎の原因は、脂肪体の硬化。
硬化してしまうことで、関節の隙間の中にうまく形を変えることが出来ずに関節に挟まってしまうことで痛みが発生する。
膝蓋下脂肪体炎の症状
- 膝が曲げ伸ばしにくくなる
- 特に膝を伸ばしたときに痛みが出やすい
- 膝のお皿の下あたりが痛む
上記のような症状があると膝蓋下脂肪体が硬くなっていたり、炎症を起こしており、膝蓋下脂肪体炎になっている可能性があります。
膝蓋下脂肪体炎の治療
膝蓋下脂肪体炎の治療は、いかに脂肪体の硬化を取るかです。
膝蓋下脂肪体炎は、時間が経てが勝手に炎症が引いて良くなるという症状ではありません。
硬化が残っていれば、痛みが続きます。
では、どうすれば硬化を取ることが出来るのか?
それは、治療するしかありません。
温熱療法の超音波治療器を使用したり、施術で固まった脂肪体をほぐすしかありません。
また、硬化の予防として大腿四頭筋のマッサージやストレッチもやっておくと良いでしょう。
セルフケアについて
脂肪体をほぐす簡単なセルフケアを紹介しますのでやってみて下さい。
セルフケアのやり方
- 長座か座った状態で膝を伸ばします。
- お皿から数センチ下の部分を両脇かつまみ左右に動かします。
膝の力が入ってると、脂肪体の上を通っている膝蓋靭帯が張って邪魔してしまうため、膝の下にタオルを丸めて入れるなどをして力を抜きやすい状態でやって下さい。
まとめ
膝のお皿の下が痛くなる原因として、「膝蓋下脂肪体炎」という症状があることを紹介しました。
この膝蓋下脂肪体炎の原因は、脂肪体の硬化です。硬化の原因として、周辺の炎症と大腿四頭筋の緊張があります。
そのため、大腿四頭筋のマッサージや硬化した脂肪体のマッサージが改善に効果的です。
膝蓋下脂肪体炎でお困りの方は、ご相談ください。