膝痛

ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)を治すための3つのポイント

なかなかジャンパー膝が治らないあなたへ

このページは、なかなかジャンパー膝が治らずに悩まれている方の役立つ内容です。

なぜジャンパー膝になってしまったのか?という根本的な原因を理解して頂き、ジャンパー膝を解消するために必要なポイントをお伝えしていきます。

  • 膝の曲げ伸ばしが痛い
  • ジャンプや走ると痛い
  • 運動を休んでいるがなかなか良くならない

きっと、このような症状と不安があると思います。

大丈夫です!!
あなたの知らないジャンパー膝を治すポイントがここに書かれています。

ジャンパー膝は適切な施術をする事で早期にスポーツ復帰できる疾患です。
痛みで運動が出来ない子供達、またはその親御さんは、是非最後までご覧ください。

ジャンパー膝とは

ジャンパー膝は膝蓋靭帯炎とも呼ばれ、ジャンプや着地、ダッシュやストップなど、急激な動作を繰り返すことによって、膝蓋靭帯に生じるオーバーユース障害の1つです。ジャンプ、着地を繰り返す競技に多く、10歳代の男性に多いのが特徴です。特に競技レベルが上がってくる中学~高校にかけて発症リスクが高くなる傾向にあります。

一般的によく行われる治療

ジャンパー膝は、膝の使いすぎが原因と考えられています。
膝の使いすぎによって、膝蓋靭帯に炎症が起こっているため、まずは「患部への負担を軽減させる処置」が行われるのです。

そのため、病院などに行くと「しばらく、運動は控えて安静にしてください」と指示されることがほとんどです。
その他に、湿布を処方されたり、より負担を軽減させるためにサポーターをすることが多いのでないでしょうか。

「そうそう、そうゆうふうに言われてそうゆう治療してきた」という方もいるのでないでしょうか。
ジャンパー膝の治療では、患部へアプローチばかりされることがほとんどです。

ですが、きっと痛みが改善されなかったのはないでしょうか?

そうなんです。
ジャンパー膝は、湿布や安静ではなかなか改善しない疾患なのです。
なぜ改善しないのか?

それは、「痛みの原因は違う場所にあるから」です。

そもそもジャンパー膝の原因と考えられている「膝の使い過ぎ」は、体の乱れによって膝を使いすぎなければならない状態にあるという言い方のが正しく、根本の原因は他にあるのです。

私たちはこの根本原因を知っているので、長期間の安静期間を設けずに、早期の改善をさせる事が出来るのです。

当院が考えるジャンパー膝の根本原因について解説していきます。

ジャンパー膝を治すための3つのポイント

ジャンパー膝を治すために大切なポイントは3つあります。
これらの要因が重なることで、膝に痛みが出てしまうのです。

身体全身に歪みがある

ジャンパー膝の子供たちには身体のバランスが悪い事がほとんどです。

「身体のバランスが悪い」とはどういうことか?というと、わかりやすいのは姿勢が悪く猫背になっている状態の事です。人間の背骨には、スプリングの役割があり負担を分散させてくれています。しかし、身体のバランスが乱れている状態で、運動をする事によって、スプリングの機能が失われてしまってるので通常よりも膝にかかる負荷が多くなります。身体の歪みがある部分は子供によって全く違うので、ひとりひとり見極める必要があります 。

  • 前かがみしたら床に手は着きますか?
  • かかとをつけたまま、しゃがめますか?

もし、出来なければ全身のバランスが乱れている可能性があります。

股関節・足首に問題ある

膝に痛みが出る場合、股関節と足首はすごく重要なポイントです。
まず簡単なチェック方法として、「かかとを床につけたまま、しゃがみ込むことが出来ますか?」
つま先立ちじゃないとしゃがみ込めなかったり、かかとを着けたまましゃがもうとすると後ろに転んじゃう場合は、股関節や足首の可動域が低下しています。
この場合は、股関節や足首の可動域を正常に戻してあげないと膝の負担が増えてしまうため改善します。

身体が使い方

身体がうまく使えてない人は膝の負担が増えます。
身体の使い方って何と思いますよね。
一つの分かりやすいには、走っているときやジャンプするときです。
本来は、走る際に片足を床に着地した時に床から床反力という力を得て前へと進む推進力に変えて進みます。
しかし、この床反力がうまく使えない人がいるのです。床反力がうまく使えないと、ご自身の力だけで進まなければいけないため身体(膝)にかかる負担は増大します。

また、この他に実際に施術を行っていると太ももの後ろ側の筋肉がうまく使えていない人を膝に痛みが出ている印象をとても受けます。
前と後ろの筋肉は相反的な関係にあるため、前側の筋肉が使わているときは後ろ側の筋肉が休憩しており、後ろ側の筋肉が使われてるときは前側の筋肉が休憩しています。
そのため、後ろ側の筋肉がうまく使えないとずっと前側の筋肉が使われ続けるため負担が増えます。
膝でいえば、前側の筋肉が「大腿四頭筋」で後ろ側の筋肉が「ハムストリングス」になります。
大腿四頭筋は膝蓋靭帯に繋がっているため、大腿四頭筋の負担が増えれば、膝蓋靭帯の負担が増えるともいえるでしょう。

ジャンパー膝を早期に改善するために重要な事

ジャンパー膝の根本的な原因を理解して頂けると、膝だけへのアプローチでは足らないことをわかって頂けると思います。
もし、膝のみを施術しても、運動を再開すると痛みが繰り返し出てきます。
これは、根本的な原因が改善していないからです。

根本的な原因を改善することで、再発のリスクは大きく軽減します。
痛みの根本的な改善するには、膝以外に全身を整える必要があります。全身の歪みを確認し、股関節や足首の可動域を確認し、身体の使い方を確認して問題点のある点を改善することです。

まとめ

きっとジャンパー膝に悩んでいる方は、今まで病院や治療院でも治療経験があるはずだと思います。
そこでも治らず、ジャンパー膝について調べているうちにやっとこのページにたどり着いたのではないでしょうか?
もうこのまま、ジャンパー膝が治らないのではないかと不安になっていると思います。

ですが、そういった方にこそ知っておいてほしいのは、

ジャンパー膝は適切な治療さえすれば、早期に改善する疾患であるということです。

今までどこにいっても治らないジャンパー膝は、治療をしている場所が正しくなかったんだと思います。症状を早期に改善させるためには、本当の原因をつきとめ正しいアプローチをすることです。

ジャンパー膝にお困りの方はご相談下さい。

ABOUT ME
葛飾区こばやし接骨院
葛飾区こばやし接骨院。柔道整復師の国家資格を保有。野球やサッカー・バレーボールなどスポーツの現場で活躍しているためスポーツ障害や外傷の臨床経験が豊富。