今回は腰痛を改善するために背中の筋肉のストレッチが必要な2つの理由を紹介します。
1.背中の筋肉が硬くなると反り腰の原因になるため
2.広背筋を緩める前に腹筋に力を入れると背骨を押し潰す負担がかかるため
慢性的な腰痛を抱えている人のほとんどの人は写真のような反り腰姿勢になっています。
本来腹筋と背筋でバランス良く背骨を支えていると腰痛になりにくくなるのですが、反り腰になっていると腰に寄りかかるように腰だけで体を支えているので、腰の筋肉に常に負担がかかり腰痛になってしまいます。
慢性的な腰痛を改善するためには反り腰を改善する必要があります。
反り腰を改善するためには腹筋などの体幹を鍛える前にまず背中の筋肉をストレッチしていきます。
腰痛を改善するために背中の筋肉のストレッチが必要な2つの理由
1.背中の筋肉が硬くなると反り腰の原因になるため
背中には広背筋というとても強くて大きな筋肉があり、この筋肉が硬くなると反り腰の原因になってしまいます。
広背筋は腹筋よりも力が強く、体を支えるときに腹筋よりも優位に働きやすいため、日常生活やスポーツ時に頑張る筋肉なので、どうしても硬くなりやすい筋肉です。
反り腰になっている人は広背筋が硬くなっているため、ストレッチを行うことで広背筋が緩み、反り腰を改善することができます。
2.広背筋を緩める前に腹筋に力を入れると背骨を押し潰す負担がかかるため
反り腰を改善していくときには腹筋を鍛える必要があります。
腹筋が広背筋に負けてしまうと反り腰になってしまうため、腹筋に力を入れることはとても重要なのですが、広背筋をストレッチする前に腹筋を鍛えてしまうと背中の筋肉と腹筋が背骨を下に押し潰するように支えてしまうので背骨と背骨の隙間が狭くなってしまいます。
背骨と背骨の間には痛みを感じる神経がたくさんあるので、隙間が狭くなり、痛みを感じる神経が刺激されてしまうと腰痛を引き起こす原因になります。
そのため、まず背中の筋肉をストレッチして適度な筋肉の長さで背骨を支えてあげると背骨と背骨の間が圧迫されなくなるので、安全に反り腰を改善することができます。
背中の筋肉のストレッチは腰痛を改善するストレッチ【背中伸ばし】や腰痛を改善するストレッチ【バタフライ】をご覧下さい。
腰痛がある人はまず腹筋を鍛えようと思う人が多いですが、腰痛の原因となる反り腰を改善するためにはエクササイズを行う順番があります。
順番が違っても反り腰を改善することはできるかもしれませんが、改善までに時間がかかったり、腰痛が悪化することもあります。
反り腰を改善するためにはまず背中の筋肉をストレッチしましょう!