スポーツ障害

野球肘を早く治す方法

こんにちは。こばやし接骨院の小林です。

今回は、野球肘についてお話していこうと思います。
最近もまた当院に一人の野球肘の小学生が来院して頂きました。
その際に、問診でお話していると1か月前より肘が痛み、他院で治療していたがなかなか良くならずに友達に紹介してもらい当院に来院して頂いたということでした。
このように、なかなか野球肘の痛みが引かずに困っている子の少しでも役に立てればと今回、野球肘について解説しようと思いました。

この記事は次のような人におすすめ

  • 野球肘を治したい人
  • 野球肘がなかなか良くない人がいる理由について
  • 野球肘の予防を知りたい人

野球肘とは

野球肘とは、野球の投球動作で肘を痛めてしまうスポーツ障害で野球をやっている子供から大人までだれにでも発症する障害です。
野球において、ボールを投げる・バットを振るなど肘を使う頻度が多いため、それだけ肘にかかる負担も大きく強くなります。
野球肘では、肘の骨・軟骨、靭帯、筋肉といった様々な組織に障害を起こします。障害を起こしている組織によって対処や無理して良いのか?今すぐ休まなければいけないかが変わってくるためしっかりと見極める必要があります。

野球肘とは、子供から大人までだれにでも発症する投球動作で肘を痛めてしまうスポーツ障害です。野球肘では、骨・軟骨・靭帯や筋肉と様々な組織を痛めるケースがあるため状態でよって対処が変わるためしっかり見極めることが大切です。

野球肘の原因

野球肘の原因は、投げ過ぎ・悪い投球フォーム・柔軟性が低下の3つがあります。
しかし、現代では球数制限も厳しくなっているため投げ過ぎによる野球肘の発症は減ってきていると感じます。
そのため、実際に野球肘の患者様を診ていても、悪い投球フォーム・柔軟性が低下といった点が原因の方が多いです。

この3つの原因がどのように野球肘につながっていくのか解説していきます。

投げ過ぎ

投げ過ぎが原因になるのは、みなさんも想像がつくのではないでしょうか。
投球する際に、どんだけ良いフォームだとしても少なからず肘に負担がかかります。
そのため、過度な投げ過ぎの野球肘につながるため投球数をしっかり管理するようにしましょう。

悪い投球フォーム

肘に負担がかかるフォームで投げていれば、投球数が少なくても野球肘を発症します。
様々なタイプで投球フォームが悪くなっている場合がありますが、今回はよくある例を紹介します。
子供の野球肘の患者様の投球フォームで多いのは、テイクバックからとトップにかけて肘が伸びているタイプは多いです。
肘が伸びたまま投球に入るとボールの重さと腕の長さの遠心力で肘や肩にかかる負担は増大します。
そのまま、投球を繰り返すことでより負担がかかることで野球肘につながるのです。

柔軟性が低下

柔軟性が低下の低下といっても肘だけの問題ではありません。全身の柔軟性です。
投球動作は、全身の動作です。全身がしなやかだと全身を使って良い球を投げることが出来ます。
また、柔軟性が低下しているせいで悪い投球フォームになっていることなんかもあります。
例えば、肩関節の柔軟性が低下していることで腕を上に上げづらく肘が下がって悪い投球フォームになっていることなんかも。
ですので、柔軟性が低下して悪い投球フォームになっているのであればストレッチが必要になりますし、意識的なもので悪い投球フォームになっているのであれば、投球フォームを改善するような練習が必要になるため原因によって行うことも変わってきます。

野球肘の原因には、投げ過ぎ・悪い投球フォーム・柔軟性が低下があります。
多くの問題点は、悪い投球フォームか柔軟性が低下です。
原因を見つけることが、今後の治療につながりますのでしっかりと原因を追究しましょう。

野球肘を早く治す方法

野球肘を早く治す方法については、適切な治療を受けるです。
これしかありません。
逆を言えば、適切な治療が受けられていなければいつまで経っても良くなりません。
一番最初にお話しさせて頂いたこの記事を書こうと思った野球肘の患者様を例えにお話しさせて頂きます。
一ヶ月前より野球肘を発症し、他院で治療を受けていたが良くならずに当院に来院されました。
一ヶ月どんな治療を受けていたかとお聞きすると、投球動作は禁止され経過観察に週1回ほど通院されていたようです。投球動作以外は禁止されておらず、公園に遊びにいったり日常生活は通常に送っていたみたいです。
当院では、まずエコーで肘の状態を確認させて頂きました。
そうすると、エコーで骨に異常が見つかり2~3週間の固定を提案させて頂きました。1か月も休んでいたのですが骨が回復していない状態を説明させて頂きご納得して頂き固定をさせていただくことが出来ました。あと、公園などに遊びにいくのもどうしても手を使ってしまうのでしばらく禁止にさせて頂きました。
そのかいも、3週間後に骨の状態も良くなり固定が外れ、その後徐々に投球以外の野球の練習には参加できるぐらいまで回復し、投球フォームを確認すると問題点があったので一緒に改善しながら投球を再開し始めた状態です。

固定が必要な場合もある

このように、肘の状態によっては固定をしなければ良くならない場合もあります。
例え、投球動作をしなくても日常生活において利き腕はご飯を食べたり、様々な場面で使わてしまうため安静にしずらいです。また、子供の場合だと遊んだりとより安静が難しいことが多いです。
その場合は、当院では期間を決めて固定をさせてもらい安静に努めることで回復を促すことが出来ます。
だからといって、すべての野球肘に固定が必要とは考えていません。
筋肉性の野球肘の場合は、練習を行いながら治療を行い治すこともあります。

ですので、状況に応じて適切な治療を受けることが最も早く野球肘を治すことに繋がります。

適切な治療を受けるということは

適切な治療を受けるいうことは、
まず肘の状態をしっかり診察してもらうことです。
野球肘といっても、骨を痛めているのか、筋肉が硬くて痛いのか、靭帯を痛めているのかと様々な状態があるためしっかりと診てもらいましょう。
骨や靭帯を痛めている場合には、固定をして組織の回復を促す必要があればしっかりと固定をしたほうは早く治すことに繋がります。
そのあとに、原因の追及です。
今回、野球肘になってしまったのであなたの身体の中にはなにか原因が隠れています。
投球フォーム・全身の柔軟性の確認とこの二点は絶対に確認してもらいます。
そうすると、問題点が浮き彫りになってきます。
その問題点に対して、投球フォームを指導して頂いたり、ストレッチを行いましょう。

ざっくりにはなりますが、野球肘を早く治すために適切な治療を受けるということはこのようなことになります。

まとめ

野球肘は野球をやってる上に起こりうるスポーツ障害です。野球肘かもと思ったら、すぐに診察を受けて下さい。また、現在すでに野球肘に悩まれている方は適切な治療を受けましょう。痛みや炎症の場所や度合いによって治療方法や治療機関も異なるため専門家にまかせましょう。
当院では、野球肘を早く治すために治療以外にも投球フォームの確認・指導やストレッチ指導も行っております。
野球肘にお悩みの方は、こばやし接骨院にお任せください。

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ABOUT ME
葛飾区こばやし接骨院
葛飾区こばやし接骨院。柔道整復師の国家資格を保有。野球やサッカー・バレーボールなどスポーツの現場で活躍しているためスポーツ障害や外傷の臨床経験が豊富。