シンスプリント

シンスプリントはどのくらい休むべき? 早期回復のための休養期間と再開の目安

「シンスプリントでどのくらい休めばいいの?」
「大会が近いけど、いつから走っていいのか分からない…」

そんな悩みを抱えていませんか?

シンスプリントは軽症・中等症・重症で休む期間が変わります。
焦って練習を再開すると、再発や疲労骨折のリスクがあるため注意が必要です。

この記事では、接骨院で多くのシンスプリント患者を診てきた経験から、
症状別の休む期間と再開の目安を解説します。

シンスプリントで「休む期間」はどのくらい?

シンスプリントの休養期間は、症状の程度によって以下のように分けられます。

症状の程度目安の休養期間状態の特徴
軽症約1〜2週間運動開始時にのみ痛みがある
中等症約3〜6週間運動中や日常生活でも痛みを感じる
重症約2〜3ヶ月安静時にも痛みがあり、歩行にも支障が出る

「痛みがなくなった=治った」ではなく、骨膜や筋膜の炎症が完全に落ち着くまでが回復の目安です。

休むだけでは治らない理由

シンスプリントは、すねの骨膜が炎症を起こしている状態ですが、その原因は「筋肉の硬さ」ではなく、筋膜の癒着(ゆちゃく)であることが多いです。

つまり、ただ休むだけでは「痛みの元」が残ったままになります。
一時的に痛みが引いても、練習を再開した途端に再発するケースが非常に多いのです。

当院では、原因となっている筋膜を正確に見つけ出し、筋膜リリースで根本的に回復させる施術を行っています。
これにより、休養期間を短くしながら安全に復帰できるケースも多くあります。

練習再開の目安

次の状態になれば、少しずつ練習を再開してもOKです。

✅ 日常生活で痛みがない
✅ 軽いジョグ(10〜15分)で痛みが出ない
✅ 押しても強い痛みがない

ただし、「少し痛いけど我慢できるから走る」はNGです。
痛みを無理して続けると、炎症が深部まで広がり、治るまでの期間が何倍にも伸びてしまいます。

早く競技復帰したい方へ

接骨院で行う筋膜リリース施術は、炎症の原因となる筋膜の癒着を取り除くことで、
炎症の回復を早めることができます。

実際、当院でも「部活を休めない」「大会が近い」という選手が、
週1〜2回の施術+セルフケアで約3~4週間で練習復帰できたケースもあります。

当院での施術内容についてはこちら

まとめ

  • シンスプリントの休養期間は症状によって1週間〜3ヶ月程度

  • 休むだけでは再発しやすい

  • 根本原因の筋膜の癒着を改善することが大切

  • 無理せず、適切な治療とケアで再発を防ぐことが重要

「痛みが続いていて不安」
「練習を続けながら治したい」
という方は、一人で悩まず、専門的にシンスプリントをみている接骨院にご相談ください。
原因をしっかり見極め、あなたに合った最短回復の道をご提案します。

ABOUT ME
小林 勇太
葛飾区こばやし接骨院院長。柔道整復師の国家資格を保有。葛飾区柔道整復師会学術部長を務め、頻繁に医学のセミナーへ参加し最新の医学的知見を取り入れています。野球やサッカー・バレーボールなどスポーツの現場で活躍しているためスポーツ障害や外傷の臨床経験が豊富。